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3月30日
皆さんサクラは綺麗ですか?そうですか。私はまだ見ていません。見たいなあ、人の居ないところで〜。
毎年春にはいろいろと始めようと思うのですが、どうしてこうも毎年思っているだけで始められないのでしょうね。昔、風紀の教師が言ってましたよ「明日やろうはばかやろう」ってね。この仕事を始めて約一年、海外に出かける以外はほとんど歩かない、っていうギャップのある生活をしていて、すっかり体の代謝能力が落ちてしまっているようです。OLの時だって運動不足気味だったのに、今じゃほんとに軟禁様態です。食っていないのに太るし、吹き出物が出来ます。私はアトピーだからいつもカサカサに悩んでいて、人の油も貰いたいくらいだったのですが、そんな私に春らしくニキビが!もとい、ハタチを過ぎたら吹き出物ですな。かといって、カサカサしなくなったというわけでもなくて、所謂オイリードライってやつですかね。近所のリサイクルショップに行ったら、DHCの高〜いホワイトニングのシワ取りローションが60%オフで売っていて、思わず買いました。アジア焼けから、シワとそばかすも出てくるようになったんです。ダーも酒の飲み過ぎで目袋(目の下のたるみ)が出てきたので、一緒に使っています。ああ、出会った頃は美しかった私たち。ドモホルンリンクルとか、おばちゃんの使う化粧品だと思っていたのに、気が付けばターゲット年齢になってましたよ。うわーはええ!この調子じゃ明日は80だ。と言うことで、税関で荷物はとめられているは、死に近づいているはで久しぶりにブルーです。もしかしたらお腹がすいているだけかも知れません。訳もなく眠いし。やばーい、だるだるだー。そんな私が今年の春は、タイ語教室に行って、英語も習います。すごいでしょ。恐らくぺらぺらにはならないでしょうが(脳も代謝能力が下がっているので)少しでもセンテンスが増えれば、ボケの防止にもなると思いますし。楽しみ。こうしてタイピングしている今も右手の人差し指が腱鞘炎。皆さんにはそう見えないかも知れないけど、腱鞘炎になるほど働いてるんだな〜(-.-)y-゜゜すいません、指まで運動不足なだけです。でもね、買ったばかりのマウスがもうはげてきちゃったのです。人差し指部分が!バネもちょっとおかしくなってきてる。(はげてきたとか、バネもおかしいとか、ってマウスの話じゃないみたいだが) |
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3月27日
日曜日に、タイ料理講習会なるものに行ってきました。メニューは、トムヤンクン、イエローカレー、あじのサラダ。トムヤンクンはキューブを使わずに作りました。これが絶品!エビの殻でだしを摂るんです。自分で作ると辛さも好みに出来るので、良いですよね。参加者は全体で約30名。各班5〜6名に分かれます。うちの班だけなんでか7名いたんですが、仲良く作業出来ました。近所の公民館でやったので、皆さんご近所さん。「うちは1丁目です」とか「バイパス横の通りを・・・」「今度あそこに出来る新しいお店は・・・」なんちゅう、ローカルな話題に花が咲きます。注目すべきは、我が班のリーダー(勝手にリーダーと名付けていた)。どう見ても寝間着。上下のスウェットにサンダルで来たおっちゃん。どうやら予約なしの飛び入りみたい。入り口でたばこ吸ってたおっちゃんだ、とお経ちゃんは言っていた。やせ型で日に焼けて、いかにも千葉の漁師って感じのリーダー。「これ食べ放題だって聞いたぞ」が出だしの挨拶なのでした。みんな楽しく作業しているので、怖そうだったリーダーもなかなか機嫌が良く、「俺は料理しないから、皿を洗ってやる」と言い、はりきって洗ってくれていました。しかし、ちょっと目を離すとたばこ吸いに行っちゃう。味見では「最高、最高だ」を繰り返していました。隣の班の方が美味しい、という噂を聞いたら、マイスプーンを持って隣の班へ行ってしまって、鍋から一口勝手にすくって食べ「ここのは日本のカレーみたい」と憎まれ口をたたいて、帰ってきました。会話の途中途中で、そのマイスプーンにカレーやトムヤンクンをすくい、私に渡すので、何度間接キッス(べろべろスプーンを口に入れるのって直接よりすごい)をしたか知れません。司会の人が「今日は先生の料理の本をおわけすることも出来ますので・・・」と言ったら、その話題もずいぶん過ぎた頃になって「日本語ってものは難しいやな、おわけするって言ったらよ、ただでくれるみたいに思うじゃねえか、タダとかよ、すごい割引とかよ、なー」ってでかい声で言い出したので、ひざをピシャリとたたいてやると、きょとーんとして人のこと見て「日本語ってよ、難しいよ、なー」とまた同じ話を繰り返しており、困りました。最後の仕上げにナンプラーを入れるときもばか入れしそうになるし、先生にもくちごたえをして、ハラハラさせられっぱなし。そんな彼も実はタイ好きで、ちゃんとタイ語で「アロイマー(美味しい)」と司会の人に言っていました。司会の人もひとつそこで誉めてくれればいいのに、「男性はアロイマーカッと言いましょう。女性はカー」と指摘してしまったので、奴は「俺は、カッは好きじゃねえんだ」とまた虚勢を張って、ちょっと気分悪げでした。なにわともあれ、カレーは出来上がり、みんなで仲良く昼食。食べ終わって片づけていると、リーダーがいません。通りすがりの酔っぱらいのようなリーダー・・・同じ町に住んでいるので、ここで格好良く消えてもコンビニとかで会ってしまうかも知れませんよ。マイスプーンぐらい洗って帰れよー。 |
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3月22日
以前、シンガポールを旅行中、MRTに乗っていて見た光景。おじいちゃんが乗り込んでくると、座っている若者カップルの前に立ち、「どいてくれないか」と言うような意味のことを言っている。それに対して男の子の方が「ああ、俺達は次で降りるから待ってろよ」と言うような事を言った。次の駅に着くまでの間若者は席に座っていて、おじいちゃんはつり革につかまってた。駅に到着すると言っていたとおりに席を立ち、そこへじいちゃんが座った。「ありがとう」とか「どうぞ」とかって言葉は全然なかった。それがすごくシンプルで、思っていることを互いがスマートに言いあった事に驚いた。シンガポーリアンに「みんながみんなこうなのか?」と聞いたら、「うん」とは言わないことなのかも知れないけど、でも周りの人たちも特に驚いていた様子はなかったから、もしかしたら日常的な事なのかも知れない。’親切’は、しようと思ってすることだとすると、きっと’お礼’という見返りを求めるようになる。見返りを求めない無償の愛を振りまけるほど、私は解脱してはいないし、世の中もそうはならんだろうし、横行するとけっこう気持ち悪いかも知れない。でもさ、思っていることを気兼ねなく口にする事って、よほどの信頼関係がないと出来ないものじゃない?それが、ぱぱぱっと言えたとしたら、人間というものに対して、または自分が生きている環境に対して、無意識にかなり信頼を置いているって事だよね。世の中それ程悪い人はいない、という事が大前提なんだ。で、私なんかはそんな考え方を「へえ!」とどこか羨ましく思いながらも、心の隅の方で、「危ないな」って思ってしまう。で、例えばその猜疑心である「危ない」って考え方が悪い考え方だったとして、じゃ明日から良い考え方の「信頼」ってのでいこうと思っても、そうはいかないよ。だって無意識に信頼していることは、無自覚かも知れないが、無根拠ではないのだから。それと同じで、私の「危ない」と思う気持ちにも、根拠はあるんだ。横の関係も、縦の関係も壊れてしまったから猜疑心を持つようになってしまったのか、猜疑心が関係を壊してしまったのか、それは卵ニワトリだけど、つい人を恐れの対象として見てしまうという程、未知のコミュニケーションが欠落してしまっていることは事実、根拠のひとつだ。それにしても、蔓延する「恐れながらも人を求めてやまない」という私たちの現状、そのアンバランスさはとても窮屈。そろそろ意識的にでも、無理矢理にでも、ドコカへ行った方がいいように思う。多分、私たちにはもう「自然さ」は自然に帰ってこない。だから、無自覚を自覚して、意識的に根拠の謎を求めて生きていくしかないのだ。欧米を見習うってのも教材としてはもはや面白味に欠けるし、どうにかして自力で!新しいバランスに落ち着きたい。ラテさんや私が「親切」や「挨拶」にこのところ拘っているのは、別に体育会系だからじゃなくって、そういう意図的にでもいいから我々が繋がりを感じられるどこかへ、と願っているのだと思う。「世の中捨てたもんじゃない」って実感は、体験しなければそうは思えないし、繋がりがなければその機会は永遠に失われたままなのだから。いやらしいけど、すごく意図的に仕掛けを考えてしまうんだ。だって素直に言っちゃうと、淋しい。近代化されることと、社会が成熟していくことは別のことだ、と前にも何処かで書いたけれど、日本はもうどうにか大人にならなくちゃいけない!昔に戻る事なんて出来るはず無いんだから。
だって、横に並んで歩くのは、とても楽しいですよねー大人同士じゃないと出来ないんだぞー。 |
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3月21日
買い付け日記に登場したラテさんが、面白いメールをくれたので、そのまま載せます(さぼっているわけじゃないぞ!)
今、タイのバンコクにいます。こっちは毎日、毎日36度〜38度の中で気温が変化してる。
ま、どっちにしても熱帯モンスーン気候独特の暑さで、それでも夜は幾分かは涼しくなる。 日本人の人口密度は相変わらず高い、その高レベルに押し上げてるのは紛れも無く「卒業旅行」の面々である事は間違いない。僕が夜呑んでるホテルのバー、僕は冷房が効いている「中」よりも、少しムッ!としてる「外」で呑むのが好きである、その方がバンコクをより一層実感できるうるからだ。
それで昨夜はちょこっと面白い事を考えた。僕の腕時計で30分に何人の日本人が僕の前の道路を通るかチェックしてみることにした・・・。ま、結局は僕も暇だったんだな。(笑)
ほんと暇やなあ・・・
そして出た結果は、21:33pm〜22:03pmまでの間になんと45人の日本人(はっきりと日本人と分かる連中だけをカウントした。)が僕の前を右から左に、あるいは左から右に歩いて行った。面白いというか、びっくりした僕はその計測時間をそのままもう30分延長してみようと考えた。そしてそれを実行した。22:33pmまでに出た結果はなんと、なんと72名の我が同胞であった。1番の団体は男9人、女7人のこれで1グループの学生の集団だったよ。勿論1度カウントした日本人が又その復路で僕の前を通過するのはカウントには入れてない。ね、1時間計測し続けた僕も含めてすごい数でしょう?(笑)。これは勿論オーバー・トークでもなんでもなくて「事実」なんです。バンコク行きの航空券がなかなか取れない訳が理解できそうでしょ?
しかしその学生連中、少々英語会話能力が欠落している。というかタイ人におばちゃんー!とか高いわー!とかもっちとまけてー!とか、ばりばりの日本語で会話しようとしている・・・。当然会話にならないかなー!と思うとこれがなかなかタイ人も分かってるみたいで、コミュニュケーションはちゃんと取れてる。(笑)だからなおさら英語、もしくは現地語(簡単な)を話そうとしない。コミュニュケーションは取れてるけど会話は当然成立してないし、できうるはずがない。そこで顔なじみのタイ人の連中は近くで呑んでる僕に助けを求めてくる、ホテルのレセプションに於いてさえ学生連中の不確かな英語の為、フロントのタイ人のスタッフは何の事かわからず、僕に助けを求めてくる。勿論僕は中には入ってあげる。それは同じ日本人同士だし、できるだけタイを楽しんで帰って欲しい・・・という僕がずーっと持ってる気持ちからだ。そして結果的に落ち着いて、うまくいって、お互いが笑顔になる。(日本人のそれは少々引きつってるけど・・・。)その瞬間も僕は好きだからだ。だが、驚いたことに僕に「ありがとう!」と言ってくる学生の数の少なさには上記の72名のそれより驚かされる、本当だよー、ビックリするよ。ホテルのスタッフが「この人(僕のこと)にお礼を言ってね!」とわざわざ言ってるのに「はあー!」とか「ん?」とか、まるで覇気がない答えが返ってくる。
その点、韓国の男連中(女の子も含めて)は精神的にも、又肉体的にもたくましい。日本人の学生連中とはマジで雲泥の差である。だから韓国の学生連中と呑むのが、日本人の学生連中と一緒に呑むよりずーっと楽しい。韓国の連中は自分より目上の人に酒を勧める時(注ぐ時)、必ず注ごうとしてる手にもう片方の手を手首の所に持ってきて注ぐ。上下関係の厳しさの中で育ってきた、育てられてきた連中は、そして徴兵制度の有る国の連中はその分逞しい。(勿論それが良いとか、悪いとかはこの際別問題。)
日本人のもう1つの決定的な特徴。
それは2人以上で歩いてる時、「縦(タテ)」になって歩いている事である。
カップルで歩いてる時でさえ、男の後ろ1mから、ひどい時にはそれ以上の差で女の子が後ろを歩いている。欧米人から見ればこれが不思議で、不思議で仕方ないらしい。必ず弱者を前にして、より強いものがその後ろをガードする。これが外国、日本に於いてさえ基本中の基本なんである。女の子を後ろにすると、その女の子の背後の脅威に対して、前を歩いてる男は対処できない。女の子を前にすれば、女の子の後ろもガードできるし、その前方にも眼を光らせる事ができるし、女の子自身も前から来るおかしな脅威に対して身構えられる(予備ができる)。家族で歩く時もそうである、日本人の家族は父親、母親、子供の順で歩いている。違うんだよね、全く逆なんだよね。同性で歩こうが異性と歩こうが、基本は横に並んで会話を楽しみながら歩く。(欧米人は殆どこうしてるよね。)縦に歩けば当然会話は無くなる、そうすると前を歩く人間は後ろを歩いている人間より精神的に疲れてくる。前を歩く人間は行くべき方向、速度、脅威に対して、後ろを歩いている人間より数倍気を使ってるんだよね、これが。だから山行の時は先頭を引っ張る奴はローテーションで交代するようにして、一人の人間だけに負担をかけてしまうの軽減する・・・これも基本中の基本である。今の僕の話し、自分の目で確かめて見たければ、その事に意識を集中して見てればすぐ納得できると思うよ。(笑)お願いだから僕と一緒に歩く時は、横に並んで会話を楽しみながら歩こうね!
日本のヤング達について、ラテさんと特に深く話し合った訳ではないのですが、同じような感想を持っている人が居て驚いちゃいましたね。丁度、日本のヤング気が利かないなんて話を下記で私もしてましたからね。おじいとおばあで説教しているみたいに聞こえるんやろなー。本人達はちょっとだけ先輩くらいの気持ちで、若い頃からどっこも変わっとりゃせんのですがねえ。お説教シリーズになっちゃうかもしれないけど、私の方からの感想は明日。
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3月15日
どこから石油を買ったらいいかわからなかったんです。加入している生協は「木曜日の夕方」、と曜日が決められています。一応登録しているのですが、そうそう都合良くその日に無くならなかったり、変なときに無くなったりと結構面倒くさい。近所のお母さん達は、適当に捕まえて買っている、と言う。流しの石油屋さん(と言うのか?)の事だ。音楽をかけてやってくる。私が登録しているところは「お魚くわえたドラネコ〜♪」だ。よく来るのは「雪やこんこ♪」だ。学生の頃住んでいた町の石油屋さんは、オリジナル曲でやってきていた。「今日も明るく街から街へ〜来た来た来た来た○○灯油」ってやつです。3番まであります。皆さんの街ではどんな曲で石油はやってきますか? |
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3月12日
私がビザの申請に行った時も、代理店の人がもの凄い数のパスポートを持っていたんだけど、今ベトナムはすごい数の日本人が流入している。ハンちゃんとバグダンカフェでアイス食っている時、目の前は「ここは原宿か?」状態だった。市場でもよくご一緒したし、ビンザンに行っても、ゲストハウスにいても日本人だらけだ。旅の途中で出会う外国人同士は、同国人、他国人に関わらず気軽に挨拶を交わし合うものなのだけれど、日本人同士っていうのはほんとに不自然な位無視し合う。お経ちゃん(買い付け日記参照)と別れて、日本語が恋しい私としては、同国人が鬱陶しいというより、ちょっと寄っていきたいくらいの気分なのだが、誰も目を合わせてくれない。同じ宿の人ぐらいは、と思って「こんばんは」やら「おはようございます」やら言ってみるんだけど、「何この人」って目で見られてすんごいインターバルがあって返事が来る。酷い時は無視された。確かに、せっかく日本を脱出して来たんだから、日本人とは話したくないのかも知れないけど、これほど日本人がいる所に来て「日本人がいなければいいのに」って言うのもおかしなお話である。もっと遠くへ行くがよろしい。ある時、日本語を話すバイクタクシーと一人旅らしい日本の女の子が私のホテルの前で値段交渉をしていたの。結構苦戦しているみたいだったし、日本語を話せる奴なんて危ないのが多いから、「どうですか〜?(財津一郎風)」って声を駆けてみたら「大丈夫ですっ!!」とぴしゃりと余計なことすんな〜って感じでシャットアウトされてしまった。とぼとぼハンちゃんのところに戻ると「自分の力で何かをする方が楽しいものよ」とまた怒られた。どうも私は自分が寂しいとお節介が炸裂するようだ。おばちゃん度が高まっている。やばい。話してくれない日本人、日本人が多ければ多いほど孤独になる私!東京のラッシュアワーの電車は、どんなに苦しくても誰一人声も出さないで、すごい人数が静か〜に運ばれていく、と言う話はタイ人もベトナム人もほえーっと驚いて聞いてくれる。確かに嘘みたいな話だけど、みな知っての通り日本中終始そんな感じで、「知らない人に話しかけるのは’キャッチ’か’ナンパ’か’キチガイ’」って暗黙の了解がある。そりゃ私だって日本にいて、声を掛け合おう運動するほど寂しいわけでもないけど、外国で見ると日本人同士の壁の厚さがとても目立つので、ついつい考えてしまったのだ。例えば、新生活のために一人で上京して来たとする。知っている人のいない土地では、誰とも話さないまま生活をすることは可能でしょ。コンビニやスーパーで喋る必要もないし、キップも喋らないで買えるし。私は旅行中、日本語を話さないインターバルが長くなると、ちょっとおかしくなってくる。メールとかはしているし、英語でなら結構な人数と喋っているんだけど、そうじゃないんだよね。自分の話が一番伝わる言語で、口を使って喋りたいんだよね。日本にいてみんな日本語喋れるのに、誰とも喋れないってきついだろうな。お喋りな魚屋のおばちゃんがその人の世界を救うことがあるかも知れない。でもそういう光景もきっと少なくなっていってる。更に愚痴は続くが、日本人はとっても気が利かない。機内でロシア人らしきおじいちゃんが日本人に囲まれて座っていたのね。細くてかなりのじいちゃんなんだけど、荷物を上に上げたかったのよ。そりゃもう悪戦苦闘。隣も前も後ろも日本男児だったんだけど、誰も手伝わないどころか、気が付いていない。目には映っているんだけど、「やってやろうか」って指令が脳から発せられてない。ビーマンだからスチュワーデスだって見てるだけ。私はすごくいらいらした。これって日本人がシャイだからじゃなくて、縦の関係も横の関係も壊れているからだと思う。外国人のおじいちゃんだから気が付かなかったんじゃないよ。日本にいて、日本のおじいちゃんが困っててもそうなんだよ。チケットカウンターでもイミグレでも、そういう風景をよ〜く見かける。「やってやろうか」と思わない代わりに「やって貰おう」ともしないんだ。いつも無理をして、我慢をしてる。助けて貰うのってそんなに悪いことなのか?一人旅で大荷物があったってトイレに行きたいときは行きなはれ。私が見ていてやろうじゃないか。どうなんだ日本国民。特にヤング。頼むぜヤング。がんばれヤング。もっと私を構ってヤング。
そんな私に、気持ちよく反応してくれるなあ、と思うとそいつはたいがい関西弁だった。
さすが日本最後のコミュニティー文化圏。インドでインド人とまともに喧嘩してるのも関西弁が多かった。(喧嘩してもすぐ仲良くなってるし!何故?!)写真撮ってくださーい、って来たのも関西弁。ピーナツくれたのも関西弁。日本のコミュニケーション力を高める為に、国内唯一交流の砦、関西で子供を育てるといのはどうだろう。無理な子は関西弁駅前留学。 |
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3月11日
開けてびっくり撮り直しでした。なんと、データをダウンロードしたつもりが、きちんと終わっていなかったのに消しちゃいました。とほほ。今日は急いで撮り直し。商品の数を揃えてアイロン掛け、撮影、たたみ。これをやっていると時間のたつのが本当に早いです。あっという間に家の中はぐちゃぐちゃです。そんな事をしている時は、ついついご飯を食べそびれてしまい、かなり飢えた状態になってから「なんとかしよう」と思うのです。私はそもそもレトルト食品や、カップラーメンなどはほとんど食べない人なのですが、この仕事を始めてからというもの、やたらお世話になる始末です。似非エコロジーがますます似非似非です。でも、なるべく安全なレトルト(少し弱気)を、と生協が作ってくれた物を食べるようにしたいと思っています。先週の「ランク王国」でカップラーメンのランキングをやっていました。「ラ王」は相変わらず強いんですね。つい、今日試してみちゃいました。下手なラーメンより麺もスープも美味しいね。叶姉妹のチャッチャ麺。他のメーカーの物も食べる機会の増えた昨今、初めて食べたカップラーメンから考えるとすごい進化を感じます。日々努力しているカップラーメン業界の死闘を思わせます。どれも個性があるし、なんか楽しいですよね。その「ランク王国」でどっかのメーカーの調味カプセルなるものを見ました。あの袋に入っててうっとうしかった調味油がカプセルになってもう麺の上に置いてあるんです。「これは、私も考えてた!」声高に叫んでも私には何の特許も降りませんが、そうですよね〜、もっと早く思いつけ〜、でも良い案だ〜。それにしても、女の子の部屋にカップラーメンの食べ後とか、常備カップラーメンが机の上に置きっぱなしとか、かなりだらしなさそうな寂しそうな情景なので、なるべくこそこそ食べてようと思います。しかし、こそこそ食べているところを目撃されるのが一番つらいです。さて、ご飯作ろう。今日はカレー。 |
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3月9日
今、買い付け日記を書いてから、ここへ来ました。いつも買い付け日記の左に付けている「ニコちゃんマーク」。笑っている日が少ない。なんだか仕事ぶって、苦労ぶっているみたいでイヤねえ。もちろん実際には結構大笑いしてる時もちゃんとあって旅してんですよ。でも、日記を書くときに面白いエピソードを拾っていくと、ニコちゃんが泣いている話ばっかりになってしまう。人の不幸は美味しい話、とよく言ったもんで、例えばそれが自分でも、過去に起きた話などで対象化さえ出来れば「慌てる」「困る」「驚く」「泣く」「倒れる」「痛い」「つらい」「怖い」「臭い」などの話をぷぷっと思いながらついつい選んでしまうのですね。実際に人に話をするときも、つらかった話となると顔を上気させ張り切って語ってしまうもので・・・あれ?それって対象化させてるんじゃなくて、ただの不幸自慢?!
さて、明日からアップが続けて出来そうです。今日のお昼はお天気も撮影に程良くて、いっぱい写真を撮りました。まあ、開けてびっくり撮り直しなんてことにさえならなければね・・・。 |
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3月2日
うちの庭(洗濯物干場)に出るとき、赤いぞうりを履いています。以前ビーチに旅行するとき買った物なのですが、これは表面が合皮で、ソールがやや厚底なんです。「海をなめるな」という事で、さっそく岩場で足をざっくり。親指の腹がばっくり切れて、貝殻や小石がたくさん入ってしまったのです。赤いサンダルに赤い血がどんどん吸い込まれ、赤いハナオは渋く変色するほどでした。ダーに負ぶって貰ってバンガロー向かいのバーまでたどりつくと、毎晩一緒に遊んでいるタイ人の仲間達が寄ってきて、口々にああでもない、こうでもないの会議です。やがてタイマッサーのおばちゃんや、ビーチのイス屋のおっちゃんまで寄ってきてひと騒ぎ。みなそれぞれ慌てています。慌てているなら誰か病院へ連れて行ってくれればいいのに、そう言っても何故かみな慌てているだけです。ダーが走って絆創膏を持って戻ってきましたが、そのまま貼るには小石や貝殻が気になります。はっと気づいたように、タイマッサーのおばちゃんが爪切りを出し、私の親指を手術し始めましたが、小石や貝殻よりもばい菌が多そうなその爪切り、そしてその手つきにお願いだからやめてくれ、と言ったに決まっています。そしたらバーのお姉ちゃんが、そうだ消毒しなくちゃと、とっさに「ホワイトホース」を手に取りましたが、慌てながらもその手を離し、「メコン」に代えたのを私は見逃さなかったのであります。さすが南国、ちょっと目を離すと傷口に小蝿がびっちりとたかるのです。こ、これは恐ろしかった!かくして翌日、やっと病院へ連れて行って貰い、抗生物質を貰って一安心。もう泳げなくなって、一日本を読んだり、みんなと喋ったりして残りの日々を過ごしました。なんで急にこんなことを言っているかというと、そのサンダルをそろそろ捨てようと思っているのです。ところがこの寒い冬、近所の猫がそのサンダルの上で一休みしていることがわかりました。この1月雪の降るある日に、何気なく窓をがーっと勢いよく開けると、すたこら猫が逃げていきました。見るとサンダルに小さな足跡が。あーごめんごめん、足がつべたくてここに乗ってたんだね。それからは窓を開ける前にそーっと一度覗くようにしています。猫はさぶさぶさぶさぶっと言いながら駆けてきて、その小さなサンダルになんとか全部の足を乗せようと苦労しています。こんな血を吸った魔のサンダルでも何かのお役にたっているようです。その足がたいそうつべたかろう、と思うとなかなか捨てられません。長い買い付けから戻って、すっかりその事を忘れてて洗濯物を干そうと外へ出たら、そのサンダルに泥の足跡がついていました。雨の日もここに来ているようです。すっかり捨てあぐねている私。春になるのを待ちますか。日本昔話風に言うなら、猫が小判背負ってお礼に来るべきだと思うのですが、やつはシッコを垂れて行くだけです。くさいっ
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3月1日
昨日発売のマッツに、「南国よろず屋 ままか」が掲載されています。見てください。でも内容は、お店と全然関係ない、私の旅話なのです。実は先月号にお話を頂いていて、その先月号の特集は「どっぷりアジア」。ままかが載るのには最適!でも何故かそこには送った原稿でなく、質問に答えた形でメールした「ベトナムビザの取り方」がち〜っちゃく載っているだけでした。それもURLもなく<ままか>と言う名前だけで。誰だよ、ままかって、って感じです。わーっはっは。マガジンハウスの担当の方は、「すいませんでした、原稿は翌月号に掲載させてください」と、ありがたいお言葉を下さいました。でも、できればアジアという言葉に引かれて雑誌を購入してくれた人にままかを知って欲しかった。ちょっとがっかり。仕方ない、載らないよりは全然いいんですから、気を取り直して昨日マッツを買いました。自分の欄を読んでいて、間違い発見!タイのレートが2倍で書かれています。いくらレートが良くなったってそんなことはありえませんです。ここは約3倍になおして読んでください。(編集さんと私、どちらが間違えたのでしょう・・・怖い、詮索するのはよしましょう)他の人の楽しいレポートなどをパラパラと読み、何気なく最後のページを見ると、なんと!来月号は「個性派バイヤーのなんたらかんたら」というコーナーがあるではないか。しかも特集はファッションだ。アジア特集を外し、バイヤーコーナー、ファッションを外し・・・あ゛ーまたしてもちょいずれ。うちに興味を持ってくれそうな人がだーれも見ていない所に出ていってしまったようです。とっほっほー
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